2011/8/12-15 ジャンダルム飛騨尾根・奥穂南稜

12~15日にM本・H浦で岳沢をベースに、ジャンダルム飛騨尾根と奥穂南稜を登ってきました。
去年再建した岳沢小屋は大賑わいで、テンバには大人数で合宿をしている会が幾つかありました。
飛騨尾根の上部でガスがかかった以外は幸いにも全日行動中は降られることもなく、青空や流れ星(天狗沢からのアプローチ時が、丁度ペルセウス座流星群 のピークと重なりました)、お花畑や山々などの景色を楽しむ事が出来ました。
飛騨尾根は岩が安定しルートも明瞭で3級ルートでありながら、稜線から見下ろすそれは荒涼とした格好良さがあります。岳沢をベースにすると、天狗沢のお花畑に癒してもらえますがアプローチ長すぎ感が否めません(往復8時間)。。


南稜は雪渓からの取り付きとなり、ルーファイが鍵。
不安定な岩や両側が切り立った岩稜を残置がほとんどない中、支点を作りながらの前進は自分で登っている面白味があり、初心者の総合力を試すにはいいルートだと思います。
また下山中の吊り尾根からはテン場~南稜が一望出来、足跡にうっとり出来ます。ただルーファイにはまると大変で、後続4人Pは14時間かかってました。
自分たちは何度か軌道修正しながら、ほぼ丸印。しかし若干の藪こぎは避けられず昨夏の笠ヶ岳南西尾根に続いて、今年もシャツとパンツを松ヤニべったりで駄目にしました(涙)

連日12時間行動でヘロヘロでしたがM本ちゃんのお陰で、GW以来の山らしい山をなんとか満喫出来ました。

景色、仲間との一体感や達成感、自分との戦い(かっこいっ!いひっ)。レベルはどうであれ、様々なものが詰まったアルパインはやっぱり楽しいなぁと思いました。