2011年9/17~19、K井、S井、Y本で北鎌尾根に行ってきました。
9/17
バスターミナルを6:30に出発。S井が予想通り無駄なものをたくさん持ってきていて小梨平にデポする。なるべく早めに北鎌沢出合につきたく少し急ぎながら歩く。すぐに雨が降り始め、明日はダメかな?そうなったら宴会でもしようかと話しながら水俣乗越を急登。かなり汗をかいた。
13:00そこからザレ場を下りガレたところをまたしばし下る。こんなところを下るのはとても緊張するが、S井は事もなげに降りていく。K井とY本は恐々とついていく形になる。左手に北鎌尾根が見える。明日はあそこをいくのかと考えて楽しくもあり、怖くもあり。偶然後続にいた二人組がY本の知り合いで北鎌沢出合の登り地点を教えていただいた。二人はそのまま北鎌のコルまで上がってテントを張るとのことで、一泊二日で抜けて行ったようだ。テント場は一番乗りで比較的よく整地された場所でテントを張れた。雨は続いているが天気は回復傾向のはず。
9/18
5:30出発をめざし3:30起床。天気は回復し星が見えるほど。
先行するパーティのライトが見えるので5時に出発。あちこちに踏み跡がありルートを確認しながら進むが、一か所下調べ時には草付きを登るよう考えていたところをまっすぐ行き左へ登り返したところ北鎌のコルへ到着。青空も見え、良い天候となった。
P8の樹林帯の急登でK井が落ち、ヒヤッとしたが大きなけがもない様子だったのでそのまま行動を続行する。独標を巻きながらトラバースで大丈夫とは思ったがロープを出す。
左側を見上げると面白そうなクラックがあるが今回はもちろんパス。その後チムニー状ではひと踏ん張り。体が中に入らず意外と苦労する。ルートは踏み跡がそこいらにあり、どれが正解というものは無い感じがした。
独標を巻くと槍がそびえる。思わず歓声が漏れる。その後はフェースっぽいところで用心のためロープを念のため出すが、特に問題はない。硫黄尾根もはっきりと見え、水晶や鷲羽も見えきれいだ。大槍が近くに見えるが、なかなか近づかない。ひと月ほど前に登った小槍が大きくせり出して見える。大きい岩が簡単に動くのでやはり要注意で進む。巻き巻きできたので振り返ると独標平が後ろに。よさそうなテン場だ。
最後の大槍二番目のチムニー一歩目が意外と怖かった。残置のスリングをつかみ一気に乗り越す。最終の山頂はどこを行くか相談したがせっかくなら祠裏に出たいと思いそのルートを取る。念のためロープを出したがここは不要だったと思う。山頂に着くとたくさんの人がいてちょっとびっくり。かなり緊張していたらしく、終わったときはかなりくたびれていた。
肩の小屋のテント場でテントを張り、キンキンに冷えた生ビールをK井リーダーからごちそうになり大満足。
9/19
今日は一気に下るので5時過ぎ出発。順調に飛ばして河童橋までおり、山中では貧しい食事だったのでしっかりとお昼を食べた。上高地までの道路が崩れたらしくバスが遅れたがそれほど大きな問題にはならず帰宅。
Y本記