2012/7/15-16大菩薩小室川谷

梅雨明けを期待して今シーズン最初の泊の沢に行ってきました。
前線の位置により晴れてるとこに行くため、那須の南沢か大菩薩の小室川谷で予定し
前線が北上したので小室川谷に決定。M本、Y田、他2で行ってきました。
曇天でしたが時折のぞく青空のもと快適な遡行が楽しめました。

7/15 6:50ゲート発 8:30出合発 11:30中ノ沢出合 13:50ジャヌケ沢出合BP
7/16 6:30BP発 8:40登山道 10:40泉水谷林道 12:00ゲート

7/15

22時に横浜を出発、1時過ぎに三条新橋のゲート前着。車は2台ほどでしたが
朝起きると5台ほど増え釣り師が入ってました。一泊なのでゆっくり準備をして出発。

おしゃべりしながら歩いていたら入口が近すぎて通り過ぎてしまい、40分ほどロスして入渓しました。
天気は高曇り、雨は降りそうにありません。
岩床は黒い筋が入った縞模様で奥多摩らしくうっそうとした雰囲気です。

 

ワサビ田を越え5m滝を越えるとS字峡です。
水流沿いは先行パーティが楽しんでいるので左から1段上がり5m程の懸垂で滝の上に出て幅の狭いゴルジュを抜けます。

S字峡を過ぎると釜を持った滝が連続し、楽しめます。
多条3m幅広の滝を越え石門に至ります。

石門をくぐって先に進むと小室淵。
泳ぎたくなる淵ですがそれほど暑くないので素直に巻き。
これを越えると中ノ沢を迎え左に。
沢はちょっとゴーロ状になります。泊るにはまだ
早いので先に進みます。時折雲の切れ目から青空がのぞきます。
いくつかナメを越えると直瀑10m。素直に右から巻き。
巻き道から上を見ると4段30mナメ滝が見えてくる。なかなか綺麗。

下部3段はひたひたと上がれるが最上段はぬめり気味。フィックスに手をかけながら落ち口へ抜ける。
 

 

いくつか滝を越えるとゴーロ状となり沢が二つに分かれジャヌケ沢出合となる。
いい時間になっているのでここで幕営とする。

雨に備え、農ビタープを張る。結構倒木が多く薪には困らない。
魚がないのが残念だが、たき火を囲んで沢の1泊を楽しんだ。夜には星も見えていた。

 

7/16

昨夜の鍋の残りで作った雑炊を食べ出発。

いくつか滝を越え左からガレが入っているところへ
下界は晴れているようだが稜線にはガスがかかっている

 

 

ガレと倒木の間を縫って詰める。一応踏み跡もあり

途中から左の尾根筋に入り、斜面を 詰めあがると大菩薩峠から大菩薩峰へ至る登山道に出た。
南面からはガスが吹上、残念ながら噂に聞く眺望は望めなかったが多くのハイカーと行き会った。
初めての大菩薩嶺の三角点を踏み、丸山峠へ向かう。丸山峠は草原状でガスも切れ青空のもと爽やかな風が吹いていた。
梅雨明けを思わせる強い日差しの下、一下りで林道へ下り、沢装備を片付け林道をゲートに向かった。

Y田記