10/20 谷川中央稜

M本さんにお願いして、今回は中央稜を行くことにした。
横浜を出て第三京浜を走っていると異音が・・・。
料金所を出て車を止めあちこち見てみると、なんとアンダーカバーが外れ掛けている。
良く走っていたものだ。M本さんがガコン!とはめて「ま、大丈夫でしょう?!」
といって再び走る。若干の不安。しかし最後まで問題はなかった。

駐車場につくとファミリーテントが張ってあって中から男女の話し声や笑い声が結構うるさい。車の量も多いし、テントも多い。明日は混むかなぁ?と話しながら就寝した。

出発は4:30。さすがに前回と違って寒い。しかし天気は上々。
オリオンの馬頭星雲やすばるもきれいに見えている。
アプローチは前回と同じなので余裕をもって周囲を眺める。
紅葉が始まっていてきれいだ。
下だけアンダーを着ていたがちょっと暑かった。

中央稜取つきから上部を眺めると誰もいない。当然数パーティはとりついている
だろうという予測は良い方向に裏切られた。陽が出てきて暖かい。準備をしていると
別パーティが上がってくるが南陵へまわって行った。

スタートする時点で男女のパーティが着て我々がトップ。M本さんリードで1ピッチ目。
2ピッチはY本リード。回り込んでいくが、支点を取る場所がわかり辛い。ここかな?
というところで取ってM本さんが上がってくるのを待つ。そこから右にトラバースが正規ルート。
A木さんに注意を受けていた場所だった。間違えなくてよかった。3ピッチM本さんリード。
かなり怖そう。普段ならサクサク行くM本さんのロープの流れが鈍い。コールがかかって
フォローで登るが浮石が多い。叩いて触ってそっと行く。
下からもパーティがきていることもありかなり緊張する。

4ピッチ目はY本リードで核心部。
下部はなんてことないがヌンチャクを使いすぎてM本さんから注意が飛ぶ。
チムニーに入ってあと一歩が届かず左のフェースに逃げる。
M本さんはしっかりチムニーを上がってくる。5ピッチは長くのばしてピナクルまで。さて上部を
見ると藪と岩・・・。
登る気がしない。結局懸垂で降りはじめると下のパーティと合流。そらに降りていくと
2パーティがいて1時間ほど待ち。
そこから下で狭いテラスで自分がうまく立ちきれずにおろおろしていてロープの送り出し
ができなかった。反省。
やはり下降は難しいと痛感したのと経験がまだまだ足りない。
テールリッジからのんびりと下山したが案の定自分の足が遅い。またもや同じ課題に
ぶちあたる。ヒョングリへの下降が意外といやだったのでここも懸垂する。
天気も良く楽しいクライミングだったが、チムニーを逃げてしまったこと、懸垂の要領、
下山速度、その他経験不足な部分が課題として残った。

Y本記