20121222~23 八ヶ岳 真教寺尾根~県界尾根

12月22~23日、Y田、K緑、K井、K口、K谷で八ヶ岳、真教寺尾根~県界尾根に行ってきました。

22日は予報通り、雨。23日が晴れの予報に望みを託し東名~中央道へ。途中、137号の御坂峠出口で予想外の積雪渋滞で到着が遅れ、美し森に着いたのは、11時を過ぎていた。到着の遅れと雨だったこともあり、スキー場のリフトを使用して、一気に標高1900m地点へ行くことになり、2年ぶりの雪山だった私は、半分残念であり(半分ほっとした。)
 
天候は小雨まじり。。。

踏み跡をたどって、なだらかな斜面を、小雨に打たれながら歩き、2時間ほどで牛首山到着。さらに40分ほどで扇山。追いついてきた10名ほどのパーティーともここでお別れ。ここから先は、踏み跡のない新雪をしばらく楽しむ。標高が高くなるにつれ、冬山らしい冷気が顔に当たる。尾根が広いので良好なテンバはたくさんあった。
15時過ぎ、扇山から30分ほど進んだところでテントを設営(2335m)した。
 
今晩は、K井さんお手製の合わせ味噌でとびっきりおいしい豚と豆腐とキャベツの味噌鍋をいただいた。

「おいしー!!」
 
 
 
 

具に入れる豆腐作りは自分の担当となり、あやうく豆乳スープになるところだったが、全力でリカバリーして無事豆腐を完成。

 
 
 
 

 

小雨もいつしか止み、夜半にはきれいな月明かりに包まれ、明日に期待する。

23日、4時起床。6時出発

 
 
 
 
 
 

ヘッデンをつけ、トレースのないまだ暗い緩やかな斜面をしばらく進むと次第に斜面はきつくなり、尾根が、その輪郭を見せはじめる。

 

 

 

 

新雪は、時折、腰までもぐる。。。

 

 

 

 

 

ラッセルを交替しながら、ぐんぐん高度を上げる。

 

 

 

 

 

6:50日の出。

 

 

 

 

 

朝日を浴びた権現岳、天狗尾根が白く浮かび上がる。晴天に感謝。

 

 

 

 

 

樹林帯を抜け8:30に鎖場着(2690m)。けっこう立っている。チェーンにピッケルを刺しチェーンツーリング?で登攀。チェーンを使わなければ、そこそこのグレードだと思うが、さっさとチェーンに摑まって登る。

 

 

9:10に二つ目の鎖場の到着。

 

 

 

 

 

高度感、抜群のなか、急斜面を登る。標高が高いためか、息が上がる。

 

 

 

 

腰がらみでビレイ。

 

 

 

 

 

10:38に赤岳頂上(2899m)着。西面から登ってきた登山客でとても賑やか。

 

 

 

 

頂上で記念撮影。風が強い。

 

 

 

 

 

360度のパノラマをしばし楽しむ。

横岳(大同心、小同心)

 

 

 

 

 

阿弥陀岳

 

 

 

 

 

寒いので、県界尾根の風のないところまで避難。ここから、赤岳東壁がよく見える。

「おー、かっこいい!」

真教寺尾根と県界尾根に挟まれた赤岳東壁、日本登山体系を見ると、いくつものルートがある。どのルートもしびれそう。

 

11時過ぎ、県界尾根の北側の急斜面をジグザグにトラバースしながら下降を開始。

 

 

 

 

13:45小天狗の分岐を過ぎ、14:12に登山口。15時過ぎにスキー場駐車場着。

久しぶりの新雪と雪稜を楽しめ、とっても楽しい山行だった。メンバーに感謝。

たかね湯で疲労を回復し、横浜への帰路につく。。。

(K谷 記)