9/13~14 メンバー:U、F、H(以上他会)、K緑、S井
念願の七滝沢である。Uさんから何度か話に出ていた。今回、計画を知った時、「遂にきたか…!」と万感の思いが込み上げた。「朝日・飯豊連峰の沢」によれば景勝・七滝他豪快な滝群を擁しテン場もグッド、源頭の藪漕ぎ殆どなし…とにもかくにも飯豊の沢に行ける!
9/13 晴れ
8:10杉滝岩手前~8:50七滝沢出合~10:30 七滝(5段100m)~13:20 7段130m~16:30 三俣
本日は長丁場である。明日午後は雨予報なので本日中に核心部は抜けておきたい…と思いつつ晴天下の入渓をじっくり味わう。しばらく淵と大岩が続く。気分は最高で水面に浮かんだり、泳いだりして遊ぶ。大岩歩きはじわじわと体力を消耗させるのだがテンポよく歩いてしまう。この時はまだ元気であった。左岸から七滝(5段100m)の巻きに入る。途中で七滝の一部を見ることができた。踏跡を若干外したか、頭上のスズメ蜂の巣を刺激してしまい3人が蜂に刺される。枝沢で休憩。特に4箇所刺されたメンバーは苦悶の様子。総合的に判断し前進となる。本流に戻り、2段15mなど登れる滝が続く。6mCSで先行の3人の新潟パーティーに追いつく。CSを抜けると突如7段130mが…!先を急ぐべく早々に右岸から巻きに入る。この巻きが大高巻きとなった。直上とトラバースを繰り返す。新潟パーティーは途中で下降していった。我々は更に進み急な枝沢にぶち当たる。懸垂下降し本流へ。新潟パーティーが正解のようであった。高巻きは本当に難しい。4段60mは難なく通過できたが、その後の20m滝の巻きは「根性試し」であった。しばらくいくと穏やかな渓相となりほっとする。右岸に焚き火の煙が見えた。三俣だ。他によいテン場がなさそうなので一等地を間借りする。乾燥した流木が少なく焚き付けに苦労するがHさんはねばり続け遂に焚き火の底ができあがる。沢で冷やしたビールで乾杯。至福の瞬間だ。晩飯はFさん特製カツ丼!美味い…美味すぎる!焚き火を眺めながらのんびりし疲れを癒した。月が雲間に消えていくのを眺めつつ。
<七滝の一部>
<七滝を高巻く>
<7段130m>
<懸垂して本流へ>
<20m滝>
<穏やかな渓相に>
<テン場>
<カツ丼!>
<焚き火を囲む>
9/14 曇り後時々雨
6:30三俣~8:30 17m滝~10:30二俣~10:45用水路取水口~11:40登山道~15:15二王子神社
曇り気味とはいえ沢で迎える朝は清々しい。新潟パーティーに挨拶し出発。6mヒョングリの滝は左壁をサラッと登る。小滝前のゴルジュはK緑さんが右岸から攻めるも押し返され突破ならず。左岸の巻き道は登り口が明瞭ではなかった。暫く行くと17m滝。左壁を快適に登る。ここはロープを出した。続いて3ツ釜の滝。快適に登れる。晴れていれば更に美しいところだ。この辺りでも時折魚影が走った。二俣を過ぎると次第に源頭の様相となる。用水路取水口辺りまでピリッとした小滝が続き飽きさせない。小雨の中、Hさんが先頭にたちグイグイと引っ張る。最後の二俣を左に取り、暫く行くと視界が開けた。事前の情報どおり藪漕ぎはないに近くサクッと登山道に出た。二王子小屋で休憩後、二王子岳山頂で「青春の鐘」を鳴らす。山頂からは飯豊連峰のほぼ全貌を眺めることが出来た。
<6mヒョングリの滝>
<ゴルジュ突破を試みる>
<17m滝>
<3ツ釜の滝>
<源頭の様相>
<源頭>
<二王子岳頂上>