ペルーアンデス【10】

夢と商業登山

山行報告から脱線して私の事。
今回、お世話になるソル・アンディーノの社長ガイドのサウルさん、ガイドのミゲルさんから、佐藤芳夫さんの話がよく出ます。
私が山を始めたのが18歳(42年前)、当時の山岳雑誌「岩と雪」にペルーアンデス特集が掲載され、シェラブランカデスクの佐藤芳夫さんがコルディエラブランカを紹介していました。
山の写真はもちろん、「ペルーアンデスは地球の裏側で遠いからね。その気の無い人には伊豆大島だって遠い。」、「ヒマラヤと違い、短期間に制限が無く、自由に登ることができる。」と熱く紙面で語っていました。
必ず行くぞ!ペルーアンデスに心を引かれた出来事です。
1回目はトレッキング、2回目はピスコとキタラフ、今回は3回目。
やっと長期に海外登山ができる歳になる6年前に交通事故で脳に傷が残り、血流が悪く改善はされないとの診断。
諦められないですね(笑)
今回は、高度障害が出るか?の確認です。今のところ大丈夫。
大好きなペルーアンデス、もっと楽しめるはずが、いまいち。ガイド山行が始めてで自分に合わない。
ワラスは、今は商業登山が当たり前、ガイドをつけないと、トレッキングもクライミングもできません。2回目の時には、ヨーロッパ系の若い人が70リットルクラスの大きなザックを背負ってグループでソロでと多く見受けられました。もちろん、自由に安く登るためです。私もガイド無しでした。今回、登山者が少ない。ガイドを雇える人ばかりではないのでしょう。
人気のアルパマヨ、商業登山によるシステムが完備され安全に登頂率も高くなりました。歩きだけは、ガイド1に対しクライアント3。テクニカルルートは、ガイド1に対しクライアント2まで。
私は、商業登山を否定することはありません。私に合わないだけです(笑)
今日、アルパマヨを中止にしたためガイドと変更プランを検討します。少しでも楽しめるようにしたいと考えています。やはり一人は辛いですね。
今度は、仲間とワイワイ来て安く自由にアンデスを楽しみたいです。ガイドレスや関わり方を調査してみます。