20191215富士山雪トレ

富士山雪トレ
この日はYさん、Mさん、Sさん夫婦、Uさん、Iさん、Aさん、私を入れ8名の参加者で2台の車に分乗しゲートが開く9時に富士スバルラインを目指します。
8時40分ゲート着、既に私たちの前に観光バスが2台並んでいます。こんな時期でも観光客が来るんだな~と思いながらもゲートが開くのを暫く待ちます。
5合目駐車場はやはりガラガラで好きな所に停める事が出来ます。因みに夏季は世界遺産に登録されて以降5合目までは普通車では上がってこれません。但し電気自動車は行けるそうです、、、
駐車場で各自ガチャ、ロープ、アイゼン等準備、この時私は後悔が走る。私の持ってきたアウターは今年の春先に買ったばかりの新品だったからです!
皆さんはこんな事はしないと思いますが雪上訓練の時は、破損する事があるので、古いアウターを用意して下さいね。メンバーに勿体ないな~自分のを貸してあげるよ〜など話を頂きましたが、そこは割り切って使用しました^ ^
支度が終わり駐車場から出る際に、いかにも元気そうなお姉さんに「登山ですか~17時にゲートが閉まるので帰ってきてくださいね~と声を掛けられ」やはり富士山は危険な山ですから改めて身を引き締め出発。

5合目から少し入った所で、滑落停止訓練に丁度良い斜面があり、思いのほか近かったので調子抜けしまう所でしたが、やはり場所さえ確保出来れば山頂に近づかない方がいいようです。
ここは斜度が30度位で斜面にしっかり雪が乗っており、場所によっては所処テカっているように見えました。
2名ずつペアーを組みトレーニング開始です。
私は経験豊富なMさんとペアーを組ませて頂き、初歩の雪上歩行方法~支点~ビレイ迄色々な事を教えて頂きました。

※訓練した内容はこちら
〇雪上での安全歩行方法
登り下り キックステップ 急な斜面では四つん這いでピッケルを刺しながらクライムダウン

〇スノーバーによる支点構築
スノーバーには方向があり逆に差してしまうと折れてしまう事があるので注意。
緩い雪なら手でスルーと入ってしまうのだがそれでは支点として弱い。
また硬い雪ではハンマーで叩いても入って行かない事がある。

〇ATCビレイデバイスを使って確保しながら滑落訓練
最初の場所は雪がフカフカでスピードが出ず反転してピッケルを刺し難なく止まれる。
次に高度を少し上げ斜面の途中からアイスバーンになっている場所に移動し練習。
ここは滑っている最中アイスバーンに切り替わった途端急にスピードが上がる。
素早く反転しピッケルのピックを指すのですがなかなか上手く行きません。
何度かやって何とか止まれるようになりましたが、ここで解った事はとにかく滑ったと思ったら即停止体制を取る事、スピードが出てからは止まらない!特にアイスバーンではピックもなかなか刺さらない事が良く解った。
また滑落中は足を上げて置かないとアイゼンが雪面に引っ掛かってしまう。
それと頭から滑落の際はピックの向きが逆になるので更に難しい事が解った。
今まで木曽駒などで滑落訓練をした事はあるがこのようなアイスバーンなっている所は初めてで、雪質によって全く違う事が良く解った。

〇スタンディングアックスビレイによる確保技術
ロープを肩絡みで確保しながらスリングを足で踏んで行う。
途中何度かMさんに倒れて貰いしっかり確保できているかチェック。
最後に思い切り倒れた際にアックスが抜け私も倒れてしまった。
そこでスノーバーを横にして雪の中に埋めて支点構築し、再度確保の練習も実施。

〇ガイドコンテによる雪上歩行訓練

〇ビーコンにる捜索訓練                           裾野迄先に下がった4人で受診と送信を交互に順番に実施。                        15分内で捜索完了する事を目標に実施しました。やはり3本アンテナの方が正確な位置の特定が早くできるようです。

(少し標高を上げた所、途中からアイスバーンになっています。)

(更に標高を上げた所、斜度もあり良く滑ります。東側斜面でしたから14時位には太陽は隠れ薄っすら暗くなってきます)

14時過ぎを持って練習終了。
富士五合目に戻るとそこは観光客でいっぱいでした。殆どの方が中国人の観光客の方だと思いますが、竹下通りのように人でごった返しています。
その後リゾートイン芙蓉の温泉でゆっくり汗を流し、吉田店でうどんを堪能して帰路に着きました。実は富士吉田名物の吉田うどんの話をしていた所、偶然にも温泉に隣接していてラッキーでした(^▽^)/
皆さんお疲れ様でした。