8.10~8.12 御神楽沢

何回か計画しては実現しなかった御神楽沢に、Aさん、Yさん、Yの3人で行ってきました。

8月9日 21時海老名集合で、Yさん宅に寄り、会津駒登山口は2時着。車回収用の自転車を木の陰に隠し、道の駅檜枝岐まで戻り、仮眠。

8月10日 4時半起床、小豆温泉駐車場に移動し、5時20分出発。天気は良し。三岩岳避難小屋まで標高差約1000mの登り。コロナ運動不足と3泊分の重荷で4時間半かかる。窓明山方面に下り、二つ目のコルの小さな湿原からミチギノ沢へ下降することになる。11時沢装備をととのえて、湿原へ踏み出す。藪の下り口にはテープがあった。

笹藪を下ると沢型が現れ、やがて水流となり、ミチギノ沢の下降が始まる。特にロープを出すような場面はなく、全身つかってズリズリ降りていく。14時過ぎに1200m付近まで降りたが、この先ゴルジュとなるので、早めに行動終了し、タープを張り,薪を集め、イワナ釣りへ。Y田さん32センチ他1+リリース、Yは7寸をキープ、自称尺オーバーをあげたのですが、写真撮ろうとしているうちに糸を切って逃げられました。生まれて初めての美しい尺イワナでしたが、証拠はありません。Aさんは釣りせず料理に専念で、刺し身、塩焼き、ムニエル、イワナ酒と楽しみました。その他肉野菜炒めもあり満腹。

8月11日 4時半起床で6時発。

ゴルジュのへつり、高巻きを繰り返し、御神楽沢出合まで3時間かかりました。ミチノギ沢後半の下降は厳しかった。

 

テン場から3時間以上かかり、ようやく御神楽沢出合におりたつ

水量は豊富だ。さすが御神楽、一つ一つのスケールも大きく、かつ美しい。

大岩、小滝などトポに書き切れないような多くの滝を越え、有名な岩畳

その後も高巻き、懸垂、泳ぎ、ショルダーなど交え、水量豊富な沢を遡る。

この日もハードな行動で、予定していたムジナクボ沢出合までは届かず、1300付近で整地してタープを張り、3人で釣りへ。今日は食事のメニューがイワナの蒲焼きだったので確保が必須。

3人で4尾確保して、イワナの蒲焼き、イワナ汁とした。夕立が激しく、明日が気になる。

8月12日

今日も同じ時間にスタートだが、今日は雨。

本流をどんどん詰めていく。

2時間でムジナクボ沢出合。このすぐ上には中門と会津駒の間の登山道から下れる沢があり、目の前が良いテンバになっている。2人パーティーが昼から宴会の雰囲気。

滝は最後まで続き、水が消えると藪漕ぎに突入。

苦しい藪漕ぎ30分の先には草原が広がる。

草原に寝転んで空を見る開放感。とうとう念願の御神楽沢を登れたことの達成感に満たされる。

すぐに、会津駒と中門の間の登山道に出る。

会津駒ピークは来たことがあるのでショートカットし、ヘロヘロになって、登山口へおりる。Aさんが自転車で車を回収してくれてたすかりました。温泉入館時間ギリギリ間に合い、汗を流して、帰途につく。到着は深夜でした。