20190112蝶ケ岳長塀尾根

Y本さん、I塚で蝶ケ岳の長塀尾根に行ってきました。
今回は快晴でしかもほぼ無風、これで登らなくていつ登るの!というくらい良いコンディションでした。

(蝶ケ岳頂上からの眺め、最高の天気でした)

初日は沢渡からタクシーに乗り、釜トンネル入口へ。
ところが8amにしか予約できず、のっけからスタートが遅くなってしまいました。
当初は2500m付近の適地まで行ってビバークするつもりだったのですが、仕方ないので長塀尾根の行けるところまで行くことに。

釜トンネルをやっと抜けたら、新しくできた上高地トンネルも抜けなくてはなりません。
以前乗ったタクシーの運転手さんによると、焼岳が噴火したらこのトンネルがシェルターになるそうです。

(北海道と梓川にしか生えていないという、ケショウヤナギの赤い枝がきれいでした)

上高地から明神、徳澤園にかけて雪はあまり深くなく、長塀尾根も遠目から見ると雪がないように見えたほど。
トレースがあり快適に歩けましたが、出発が遅れた分、2000m弱のところで予定していた時間をオーバー。
何とか整地できるスペースを見つけて、そこでビバークです。

翌日夜明け前に出発しましたが、赤テープやペンキマークがあるにしても、暗くてトレースがないとかなり解りづらいように思えました。
日が昇り樹林帯を抜けると、目の前には丘のようなピークが現れ、それを登るにつれてだんだんと周囲の山々が見えてきました。

(丘状なので、トレースがないとルートが解りづらいそうです)

雲がない絶好の登山日和で、頂上はまさに360度の眺め!
何度も訪れているY本さんも、こんなに視界がクリアだったことはなかったそうです。

(Y本さんが撮ったパノラマ写真です)

ところで20人以上の人が今回長塀尾根を登っていましたが、長塀尾根にビバークしている人は他に1パーティぐらいで、皆さん徳澤園にテントを張っていました。
徳澤園からピストンすると荷物を早めに軽くできるのがメリットですが、それなりに時間がかかるようで、夜かなり遅くなってから戻ってきたパーティも・・・

この夜から翌朝にかけてはものすごく寒く、重ね着をしても寝付けないくらい。
タクシー運転手さんによると、前日より数度気温が下がったそうです。
下山してお風呂に入りたい一心でしゃかりきに歩き、最後まで雪山を堪能できました!