ペルーアンデス【14】

ヤナパクチャ5460m ダイレクトルート
青空の下、テクニカルルートでロケーションも良いところに行きたいと言う要望に答えてくれたのが、ヤナパクチャです。
7月10日 快晴
ワラス7:30発

ヤンガヌコ谷チナンコーチャ氷河湖 奥の白い山がヤナパクチャワスカラン北峰北壁が美しいユーラックコラル11:00着。ブーロが来ないので一時間待ち、ポルタチェロ(ヤンガヌコ峠)手前のヤナパクチャアプローチ入口4570m、12:50着。車を降りてランチをゆっくり食べ、トラバース気味に歩き始める。モレーンキャンプ4785mに15:20着。景色は最高です。
チョピカルキ ワスカランヤンガヌコ谷ワンドイ
ピスコ チャクララフ モレーンキャンプ
7月11日 快晴
4:00発、モレーンを詰め氷河末端でクランポン、アックスを付ける。最初は傾斜がないがクレパスだらけで、ヘッドランプ頼りに回り込んだり、跨いだりしながら進む。傾斜が増す頃、周りの山に日が指し始め、モルゲンロートとなる。ノーマルルートから右に別れ、下には大きなクレパス、上には頂稜セラック帯に挟まれた60度から70度の硬い雪壁をフルの4ピッチで頂上。要望通りの青い空でのテクニカルルート、誰も登っていないので、トレースもありません。最高です。しかし最終ピッチ、私の横をフリーソロの人がダブルアックスでサクサクと登っていきます、後で聞いたらモレーンキャンプから2時間で頂上に着いたそうです。
ヤナパクチャ頂上は7:40着。3時間40分。ミキさんとの写真
下りは、ノーマルルート雪の状態が良いので楽に降りることができます。稜線から2ピッチはスタカットで降りましたが、傾斜はさほどではありません。前向きで降りました。その後も雪なれしている方なら問題なく降りることができます。モレーンキャンプ10:20着。ノーマルルートのトレースが写真でもわかります。写真の左側になります。ダイレクトルートはピークに向かい右上する雪壁です。本日は他に4人ほどノーマルルートを登っていました。
7月12日 快晴
モレーンキャンプ9:00発。
モレーンラグーナに映る逆さピスコ石のアルパカ越しのチャクララフとピスコ朝のワンドイ帰りの車でミキさんが来年はワンドイに登りましょう、と言ってくれたことが嬉しかった。ワラス15:00着。