20190823-25南会津・大幽沢東の沢

OBのY田さんの企画で2年前にヨシノ沢出合まで遡行した大幽沢に行くことにしました。今回は丸山岳を目指しました。「岳人」でマイナー12名山として紹介された山です。

 

前夜は道の駅きらら289に泊。翌朝に車で移動し大幽沢出合手前の駐車場に。

6:40駐車場を出発しました。

20分程で沢への下降点。トラロープを伝って沢に降ります。

大幽沢出合手前の青い橋です。

西の沢出合を過ぎた後のゴルジュでは水量が多いため小さく高巻きした箇所がありました。

確保するY田さん。

ここは左壁を登りました。パンパンの70ℓザックを背負って登るA井さん。

2011年の新潟福島豪雨の影響か、依然として大きな倒木が多かったです。

 

14:00ヨシノ沢出合。左俣に入りテン場を探すものの適当な場所がみつからなったため2年前に泊まった場所にタープを張りました。イワナ釣りにでかけるも釣果はY田さんの一匹のみ…魚影は薄かったです。

夕飯はA井さん特製麻婆春雨(豚肉ともやし入り。辣油はお好みで)。美味しく頂きました!

焚火と酒を友に夜は更けていきました…。次第に眠くなり、沢を渡る風に吹かれながらタープの下でゴロ寝に入ります。これに如くものなし、ですね。

翌朝、焼きそばと、ハムのせフランスパンを頂き、小雨が止むのを待って6:40出発。連続する小滝を軽快に越えていきます。

一旦視界が開けました。

振り返ると天候が良くなる気配が…!

次第に源頭の様相となります。

 

水か涸れ、藪漕ぎに。但し草付き混じりなので視界はよく稜線上にあると思われる木々を確認することができました。

草付き混じりの藪漕ぎ40分ほどで稜線に着きました。過去の記録にある踏跡を探しましたが…

結局、踏跡をみつけることはできず、藪漕ぎを続けていると、突然視界が開け草原状になり歓声が沸きました。

 

池塘が点在しています。

再び藪を経て…(画面左の斜面はスキーで滑るには最適の斜面だなと思いつつ…)

11:55丸山岳に到着。三角点を確認。頂上付近にも池塘が点在していました。

 

頂上から少し戻り、景色のいいところでのんびりと憩いました。日射しが出たものの遠くは霞んでおり燧ヶ岳等の同定は微妙でした。

憩っているうちに青空が!

草原状の山頂周辺は穏やかで我々以外誰もおらずいつまでもいたいところでしたが出発です。

17:30テン場に到着。疲労で釣りをする気力なく、到着早々に火を熾し乾杯しました。今宵も焚火と酒…二日目の晩を満喫しました。

翌朝、二晩お世話になったテン場を綺麗にし7:40出発。なお、出発前に竿を出すもアタリさえありませんでした。やはり魚影が…

13時前に林道に。お疲れさまでした!

逍遥の沢旅2泊3日を楽しむことができました。丸山岳は聞きしに勝る秘峰、別天地でした。アブも少なくヒルにもヒトにも出会わず…南会津の沢は今後も通いたいと思います。