12月19日 椿丸 東西横断ルート

11月の読図山行の時、帰りの林道歩きが長いので、「近道して違う道いかないの?」という意見もあったけど、日が暮れるのも早いしリスクあるからやめましょうとなった。個人的な「宿題」になったと思った。

読図山行が南から椿丸に上り北の林道に抜けるコースだったので、西から椿丸に上り、東側へ下る横断ルートを計画した。

林道を大又沢に沿って進むと、大きく崩壊しているところがあり、崩壊地を超えると本日の取り付き予定の悪沢に出る。悪沢出合は堰堤になっていた。

足を濡らしたくないので、徒渉点探してうろうろし、大又沢をジャンプ。悪沢右岸尾根の取り付きは、傾斜が比較的ゆるいところから尾根を斜上すると、なんと下に吊り橋が見えるではありませんか。

そして、すぐに作業道にぶつかり

やっぱり神奈川でも林業で仕事してる人もおおぜいいるのだなと思いました。森林組合もあるし。悪沢右岸尾根に上がれば、時々急なところはあるけど、迷う場所などなく、テープもたくさんついている。仕事で使っているのか、登山で入っているのか。手入れされた植林帯を上る。

椿丸からP862につながる稜線に上がる直前のコルに、崩れた祠があった。

住んでいる人がいたとは思えないので、林業の安全祈願なのかな。知らなかったものを見つけて得した気分になる。

椿丸に続く稜線まで上がると、緩やかなアップダウンが続く快適な道になった。雪もちらつき初冬の雰囲気。風も冷たい。

そして2週間前に訪れた椿丸へ。今日は一人。

寒いので急いで昼食をとり、前回のルートをP838の手前のピークに向かうと白ペンキの刷毛が残置されていた。今回も持ち帰るのはやめました。

ここからは未踏破ルート。P838までは踏み跡が明瞭だが、そのさきは踏み跡がない。広い尾根でルートを誤らないようにコンパスで確認しながら進むと、明瞭な尾根に乗り、ひと安心。あとは650付近で降りる方向を間違えないように気をつければ大丈夫と思っていると。鹿柵が出てきた。方向確認して鹿柵に沿ってちょっと急な斜面降りる尾根も明瞭になってくる。踏み跡はない。

そして最後の法行沢への下降。懸垂になるかと思って30mもってきたが、ロープ使わずに立木づたいに眺めのお助けシュリンゲだけで降りられた。

下降点の法行沢は昨年の台風で林道が崩れ、こんな感じ

林道にも簡単に上がれたが、崩れてなかったら林道にあがるのに難儀したのだろう。

林道で装備を解除。下ってきた尾根を見る。2週間前に下見しておいたが、ここを下るか確信が持てていなかった。地図読みはもっと練習しないといけない。

あとは、運動靴に履き替え、ゲートまで走って帰る。

丹沢は家から近く、特に西丹沢は静かだし、魚もいる。釣りを始めると目が慣れてきて今日も法行沢で魚影を見た。

子育て、介護、仕事で休みが思い通りにとれないことが多く、せっかく山に雪が降り始めたが、この冬は何回スキーにいけるだろうか。

ヒルやダニが出ない秋から冬は、登山道でない西丹沢を色々歩いてみたいと思う。