20181215富士山雪訓

富士山にて、会で雪訓を行ってきました。 当初スバルラインで五合目まで行ってアプローチを短くし、たっぷり訓練時間を取るつもりでしたが、スバルラインはこの日一合目駐車場までしか行かれないとのこと。 そこで馬返しへ移動して五合目まで歩いていきましたが、五合目まで行っても雪は50cmも積もっていない様子です。 しかし佐藤小屋から五合目駐車場の方向へ少し移動すると少々雪もあり、程よい斜面があるのでそこで訓練することに。 A木さんご指導のもと、まずは2人1組になり滑落停止訓練です。 教えて頂いたポイントは、 ・尻もちをついて転んだのならピッケルのピックが山側に向いているので、まずはそれを雪面に刺して止める。 ・雪が積もっていれば、開脚すると脚の間に雪が溜まって滑落が止まる。 ・それでも滑落が止まらなければ、体をピッケルを持っている側と反対に回転させて、ピックを雪面に刺す。 この時アックス部分が顔に当たって傷をつけないように。 滑落停止訓練の際、もう一人は滑落者をスタンディングアックスビレイで確保。 この日は雪があまり積もっていないので深くピッケルを刺せず、足で踏んでもがっちり止められませんでした。 あと、自分のように体格が小さいと、パートナーが落ちると勢いで体が持っていかれてしまうので、相当意識する必要があります。 その後、コンテのロープワークを学びました。 パートナーと自分をロープで結び、自分がトップならロープの半分位はザックに入れ、ザックから出ている部分は何巻きかして体に斜めがけ。 ロープがばらけないよう胸のあたりでロープの残りを巻きつけて留め、いったんエイトノットを作ってビレイループに留めます。 ロープの残りを小さめに巻いて手に持ち、その先にまたエイトノットを作ってビレイループに留め、もしパートナーが滑落しても斜めがけした部分が持っていかれないようにしておきます。 この手に持ったロープは、パートナーが滑落したら雪面に投げて中心にピッケルを刺して滑落を停めるのですが、これが難しい・・・ とっさにやるのは難しいので、最初からピッケルを小さく巻いたロープの中心に刺して移動する方法もあるそうです。 コンテのロープワークは、自分が確保されたことはあっても人を確保することは初めてだったので、大変勉強になりました。 ... 続きを読む