H24,4,28~30 雪倉岳

この時期は天候、雪質ともに安定し、3,000m級の稜線で山スキーを快適に楽しむことができる。
雪倉岳は蓮華温泉をベースに2,600mの山頂から無木立の大斜面を1,200m滑ることのできる比類なき山で、機会があれば通っているが、このところ天候に恵まれずにいた。
今回は7年ぶりに豊富な雪と好天に恵まれ雪倉山頂と滑降、露天風呂を楽しむことができた。

4/28 8:50栂池自然園 10:30天狗原 乗鞍往復12:00天狗原発 13:40蓮華温泉BC

例年混雑を避けて4月の3週に来たいと思っているが今年は都合がつかず27日夜横浜を出発した。先週は天気が悪かったが幸い今週は好天が期待できそうだ。特に渋滞にも会わず午前2時にイブ中間駅の駐車場に車を入れる。駐車場には雪が残っており、白樺ゲレンデにもまだ雪が続いている。
8時始発のイブに乗り栂池自然園へ向かう。雲一つない快晴のもと後立の山々を眺めながら天狗原に登る。時間もあるし天気もいいので乗鞍まで登り、足慣らしに乗鞍の斜面を滑る。気温も高く雪も緩んで快適に滑れた。そのまま振子沢へ滑り込み蓮華温泉へ。
テントを設営して早速露天風呂へ、明日登る雪倉を眺めつつ湯につかる。連休で人が多い、小屋泊りは70人とのことだった。日差しが強く暖かい1日だった。

4/29 5::30BC発 6:40瀬戸川 7:40雪倉ノ滝上 11:50雪倉岳 14:00瀬戸川 15:25BC

暗いうちに出たかったが寝過ごしてしまい4:30起床、夏のキャンプ場から兵馬の平へ、気温が高く快適な滑りで兵馬の平に降り小尾根に登り返す。瀬戸川渡渉点は2か所で口が開いていた。ここからは山頂まで1,200mの登りになる。昨年は雨模様だったが今年は抜けるような青空だ。柔らかな雪面にシールを利かせつつ何とか昼前に山頂に立つことができた。360度雪山に囲まれた山頂からは剣岳の雄姿も望めた。連休だけに人が多く、後からも続々と登ってくる。
ゆっくり景観を楽しみいよいよ滑降だ。人の多い登路の沢沿いを避け北東の尾根に向かい滑り始める。はるかに霞む頚城の山々の大パノラマに向かう無木立の大斜面だ。途中2回シュプールを眺めながら休み余韻に浸るが1時間ほどで瀬戸川の渡渉点に降りてしまう。帰りの兵馬の平はトラバースルートをとりBCに帰り着いた。今日も露天風呂で疲れを癒した。

 

4/30 6:30BC発 10:15天狗原 11:30栂の森ゲレンデ 12:10駐車場着
今回もメンバー2人で木地屋へ降りるとタクシー代がきついため登り返すこととした。白馬大池から船越、金山沢も考えたが結局素直に天狗原に登り返し、栂池スキー場に向かった。成城小屋から林道を下り栂の森ゲレンデへ、この下はスキー場管理地外と書かれた看板を越えてハンノキコースから白樺ゲレンデへ向かう、この2日間の高温で雪面が繋がっているか不安だったが途中5m程草の上を歩いただけで何とか駐車場の脇迄滑り降りることができた。


(記:Y田)