2023.5.4-6 鳥海山スキーツアー

GW後半の天候がどの山域も微妙な中、鳥海山の天候が良さげでしたので、Iさん、S×2で行ってきました。今まで聞いてきた「鳥海山はいい!」は本当で、最高の板納めになりました。

5/3(水) 19時に横浜を出発し東北道経由にて5/4 (木)3時に中島台レクリエーションの森に到着。運転8時間で着きました。駐車場で仮眠し5時起床。この日、ここから鳥海山方面を目指したのは我々を含め3~4パーティー。

6:00 中島台レクリエーションの森を出発。標高差1700m、往復20㎞の山旅へ。事前の情報でスキー背負うのは1時間位と踏んで出発しましたが…

道端に水芭蕉が群生

巨大なブナ「あがりこ大王」

「あがりこ大王」からは枝と蔓に足やスキーを引っかけながら1時間ほど歩くと雪が現れました

スキーを背負って更に1時間半歩き鳥越川右岸800m辺りでシール登高を開始

ブナの森。テン場候補は沢山ありました。

標高900m辺りにテント。早朝に出て今頃は千蛇谷を登っているのかも。

標高1000m付近。視界が開け鳥海山が見えテンションがかなり上がりました。

標高1100m辺り。展望抜群!

千蛇谷に向かって

山頂方面から七五三掛に向かうスキーヤー。鉾立~新山~千蛇谷~七五三掛のスキーヤーが多いようです。

千蛇谷。下山を考え14時辺りには登高終了としました。この判断が結果として良かったです。

14:20 標高2000m付近(新山まであと200mちょっと)にて登高終了

滑走開始!

千蛇谷の大回廊。彼方に日本海。午後の絶妙なザラメを当てることができました。

先行のシュプールがほとんどなく雪面が荒れてないため快適に滑走

自分たち以外誰もいない大斜面を滑る

千蛇谷を抜け広大な緩斜面に。比類なき空間でした。

どこを滑ってもいい

素晴らしい斜面でした。「東北の山スキー 特選ガイド」(白山書房)の表紙を千蛇谷にした理由を察することができました。

アグレッシブな滑りで突っ込んでいく

まだまだ行くぜ!

ボウル状の斜面を落ちていく

いや~~~楽しかった!

樹林帯へ

下降ルートを探りながら

標高800m付近でスキーを背負う。スキーと足に枝と蔓が絡むとあっという間に乳酸が溜まりちょっとフラフラになりました。

18:30 中島台レクリエーションの森に到着。登って滑って12時間半、心地よい疲労の中、駐車場で乾杯。ビールとIさんから頂いた牛ステーキが身に染み入りました。19時には日没になりました。新山まで行かない判断をしてよかったです。

5/5(金)鳥の鳴き声で起床。中島台レクリエーションの森で朝に鳴く鳥の種類は10はあると思われます。祓川への最短の道はまだ閉鎖中なので麓に下り裾野沿いに走り祓川に上がる。鳥海山に至るメインルートなので祓川ヒュッテに一番近い駐車場はほぼ満車。駐車場に綺麗なトイレが併設。

8:40 祓川ヒュッテを出発。天気は曇りのはずが晴れになりました。

多くのスキーヤーとともに

この時期、スキーヤーは鳥海山に集まる…

最後の斜面を登る

もう少し!

12:25 七高山

せっかくなので新山へ

谷に下ると昨日行けなかった大物忌神社が

新山へちょっと登ります

13:10 新山

七高山に戻り滑走準備

14:00 滑走開始

風景に飛び込んでいきます

ん~マンダム!

もういっちょ!

斜面はシュプールだらけでズダズダですが景色は最高

鳥になる時

まだまだ…!

どんな斜面でもアグレッシブな滑り

鳥海山の北面は予想以上に広大でした。

いい斜面でした

緩斜面に

祓川ヒュッテが見えてきました

14:50 祓川ヒュッテ

ヒュッテから鳥海山方面。翌日は雨予報であることもあり宿泊者は3パーティーのみ。管理人の方がいない日は無料。この日は管理人の方がいる日でしたので宿泊料金は1人1,830円でした。電気・ガスありでこの料金はありがたいです。

5/6(土)夜半から風雨。早朝にヒュッテを出ると風で身体が煽られるくらいでした。帰りは「あぽん西浜」で温泉に浸かり、酒田で海鮮を頂き関越で帰りました。次回は中島台レクリエーションの森まで雪がある時期に行き、標高1000m付近テント泊で千蛇谷を考えています。