今シーズンは当初から雪倉岳をシンプルに登り蓮華温泉に浸かることに決めていました。天候に恵まれ極上ザラメを堪能することができました。メンバーはY田さん、Kさん、S井×2。
4/16(土)9:30 小雪降る中、栂池高原スキー場トップの自然園駅から出発。天気は良くなる予報なので期待を込めてまずは天狗原を目指しました。
天狗原
天狗原で休憩しているとガスが徐々に消え白馬乗鞍岳の姿が!一気に青空が広がり白馬五竜方面も。
青空が広がりテンションが一気に上がりました。
振子沢に向け滑っていきます。出だしはガリガリ。
出だしを通過した後は予想外のパウダーが待っていました。前日以前に降った雪10~20㎝が温存されていました。
いや~素晴らしい斜面でした
沢の面ツル斜面
雪がいいので気持ちよく滑ることができました
左岸斜面をトラバースしながら
1632m西方の台地
沢は完全に雪の下でした
乗鞍橋手前の橋に到着
乗鞍橋。雪が多いので段差は殆どなし。
蓮華温泉ロッジのテント場。1パーティーが利用するようでした。私たちも以前ここに張っていましたが最近は小屋の誘惑に負け続けています。
12:55 蓮華温泉ロッジ着
早速、露天風呂に向かいましたが仙気ノ湯は芋洗い状態でした。Y田さんは仙気ノ湯に。KさんとS井KEは致し方ないのでひとつ上の薬師の湯に。
薬師の湯。湯かげんはちょうどよかったです。画面中央左が雪倉岳。ビールを飲みながらこの景色。最高です。
雪倉岳のアップ
朝日岳。また行ってみたいが遠い…。
ロッジ前はスキーがずらり
4/17(日) 5時前 ロッジから雪倉岳方面。快晴…!
5:00 食堂で弁当を頂いてからロッジを出発。ロッジの手作り弁当は登山者向けに作られていて包装も中味も抜群です。
朝一のカリカリ
小尾根を回りこんで兵馬ノ平への下り口を探す
兵馬ノ平に下る斜面もまだカリカリ
兵馬ノ平。正面右は五輪山。
滝見尾根への登り
滝見尾根を乗っ越して
瀬戸川の徒渉点へ。人工衛星の軌跡が偶然に。
徒渉点に降り立つ。瀬戸川は完全に埋没。ここ10年で一番雪が多いのでは。
7:10 徒渉点を出発。先行は1パーティーのみ。青空、雪原、空間…テンションが更に上がりました。ここから頂上まで1200mアップ。
広い斜面を登っていきます
雪倉の滝を巻くため右にトラバースし尾根を乗っ越します。
尾根を乗っ越し、後はひたすら登ります。
雪崩で急斜面が埋まり登りやすくなっていました
東面コースとの分岐点。奥右が東面コース。今回は雪が安定しているのでノーマルコースである左を登ります。
急登をクトーを効かせて登ります
振り返ると焼岳、妙高
一旦、台地状に
登りは疲れるけど楽しい
休憩し焼山、妙高を眺める
スカイラインの尾根はカリカリの様子でしたので尾根右の沢を詰めました
紫外線が強いため日焼け止めの塗りなおし必須です
2200m地点で休憩。あと400m。
稜線に出ると強風。雪面もカチカチに。
頂上付近から2名が滑ってきました
東面を登っていた方々でした
12:30 雪倉岳頂上に到着!久しぶりに来たぞ~!
左から白馬岳、旭岳、うっすらと剱岳
山頂の石碑と日本海方面
朝日岳方面
滑走準備
滑走直前。強風から早く逃れたいところ。
お待ちかねの滑走を開始!稜線はカチカチなので稜線を避け右から回り込みました。
先頭はY田さん
S井KUさん
固めのザラメに
徐々に柔らかいザラメに
束の間、描いたシュプールを眺め余韻に浸りました
再び滑走開始!Y田さん。
Kさん
S井KUさん
ブッシュでしばし休憩
斜面がテカってきました
雪面がほどよく溶け極上ザラメに。咆哮に似た雄叫びをあげるKさん。
Y田さんがかっ飛ばします
来てよかった…!
いや~かなりのマンダム斜面でした!
1936m地点に向けて滑走ラインを想定。一旦トラバースしてから滑走。
大斜面に突っ込んでいきます
Y田さん
爽快に落ちていく
風景と一体化し陶然としながら滑走
再び余韻に浸ります
標高を下げても雪は重くなりませんでした。気温があがり過ぎなかったためと思われます。
滑ってきた斜面を振り返る
雪倉の滝の乗越が近づいてきました
クラックに注意しながら
雪倉の滝の乗越
14:15 瀬戸川の徒渉点。雪は最後まで生きていました。
やや上部から右岸に入ってしまったので少し登り返し
帰りは登山道沿いに小尾根をトラバース
左奥に蓮華温泉ロッジが見えてきました
16:10 蓮華温泉ロッジに到着。ロッジでスーパードライを購入し乾杯!お疲れさまでした!(なお、スーパードライ350mlは500円です)
泊まった部屋の窓から
ロッジの玄関前。明日は月曜日なのでスキーの本数が減りました。疲れていたので露天には行かず内風呂に入り食堂で祝杯を上げました。
4/18(月) 7:15 朝食を頂き、蓮華温泉ロッジを出発。車をデポした木地屋を目指します。天気は午前中はもつ予報。
まずは沢に下り
ヤッホー平へ
林道に出て昨日滑った雪倉岳を眺める。毎回「よく行ったな~(暇なんだな~)」と思います。
角小屋峠への登り
角小屋峠。雲が広がってきました。
峠から滑っていきます。雪が多いので雪庇が例年より発達していました。
峠からの短い斜面。さすがに雪は重かったです。
ウド沢左岸側の平地に滑り込む
ウド沢の右岸に渡って
沢沿いを滑走。スキーが滑り気持ちのいいところ。
ワサビ沢を越えて
チョッカリポイントもあります
広葉樹林帯の緩い下り。山旅の終わりを感じる頃。
林道を重力に任せて滑っていくと、お馴染みの除雪終了地点手前の橋が見えてきました
12:00 デポ車に到着。お疲れさまでした!栂池高原スキー場に向かい、スキー場で散会。横浜組はお馴染みの「みみずくの湯」で汗を流しました。但し、ストーリーは完結しませんでした。なんと10年以上通ったみどり湖SAの「白樺亭」が閉店していました。安い、早い、美味い、多いの4点揃った食堂でした。特に山賊焼きが有名でした。デカく粗削り感がある唐揚げでした。個人的には「豚汁定食」(700円)が定番でした。山スキーと豚汁定食は一心同体でした。いつかどこかで復活して頂けることを願っています…!