Soto Mukaストーブ

昨年、新富士バーナーから待望のガソリンストーブが発売されました。

昔ホェーブス625を使った身としては冬の長期山行はやはりガソリンと思っていましたが今までのガソリンストーブはどれもいまいちでした。Mukaストーブの軽量コンパクト赤ガス使用可プレヒート不要、弱火もOKと言うことなしの触れ込みに思わず購入し、昨年末に地蔵岳で泊まった際に使用しました。

感想は、まずstart時の炎が大きすぎ、テントの中では安心して火が落ち着くのを待ってられません。冬の稜線上で冷え切った状態では尚更です。次回はメタでプレヒートして使おうかと思います。次は弱火ですがタンク別体の宿命なのか微妙です。ブスのようなとろ火は望むべくもありませんがとりあえず弱火にはなりました。火力はすごいですね、水作りもあっさりできました。タンクは小さい方の700ccを使用しました。満タンにすれば3日間程使えそうですがガソリンが減ってくると所定の空気圧まであげるのが大変でした。ポンプ取付用は400cc程度にして+α分は別タンクにしたいところですが専用ボトルなので小さいボトルも作ってほしいですね。あと、操作ツマミがコンパクトにまとめられていて良いのですがStopからRunの間では噴出量を減らすために通常のバルブと異なり左回しが必要です。咄嗟のときに間違えて右に回してしまうとガソリンが止まらず多く出てしまいます。ツマミを押し込めばどの位置でも閉じられるのでテント内で使用する前には何かあったらツマミ押し込みが確実にできるようにしておく必要があります。

総体としては軽量コンパクトで赤ガス使用可というきわめて優れたストーブだと思いました。