20140418-20雪倉岳蓮華温泉スキーツアー

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今年も雪倉ツアーにY田、S井、K口で行ってきました。 天気予報では全国的に悪天でしたが、日本海側は不安定なものの天候に恵まれスキーに温泉を満喫できました。

4/18(金)

930栂池自然園  1050~1200天狗原  1330蓮華温泉

白馬道の駅で天泊し起きると雨模様。きっと回復するとイブの中間駅に向かう。
8時半始発のイブに乗り栂の森、さらにロープウェイに乗り栂池自然園に、雨が上がり白馬乗鞍の斜面が見えてくる。
1時間チョイで天狗原にあがる。北側はガスで視界が悪い。誰もいない祠の前でガスが晴れないかと天候待ちするも回復しないためホワイトアウトのなかヘリポートまで行き方向を確認して斜面に滑り込む。1段下りるとガスの下に出て振子沢を快調に滑り降りた。雪は多めで沢筋も安心して滑ることができた。
早めに設営し三国一湯へ行き、久しぶりの露天風呂を満喫する。s-P4180025

4/19(土)

620蓮華温泉  735瀬戸川   1300雪倉岳  1700蓮華温泉

朝起きると快晴。まずは兵馬の平に滑り込み登り返して瀬戸川渡渉点へ、雪が多く問題なく対岸へ渡りシールを履く。雪倉方面には雲が湧きだし雪倉の滝の上に出るとガスに包まれた。
ホワイトアウトの沢筋を1900m辺りまで登り早めに左岸側へ上がるとガスの上に上がることができた。そのまま尾根コースの稜線上(2,200m)に出るとS井ペアが止まっている。なんと50mほど先に熊がいた。森林限界を越えたこんなところで会うとはと思わず見ていると熊も雪倉に向けて登り始めた。
きっと黒部側に帰るのかなと距離を置いて登り始める。この辺りは例年雪に覆われているが今年は木が頭を出している。クラスとした斜面にクトーを利かせながら熊の足跡を追いつつ尾根の上部へ上がる。雲海を見下ろしながら青空の下登り続け1時に誰もいない雪倉山頂についた。
雲海と青空と山々の景観をゆっくり楽しみいよいよ滑降だ。
尾根コースは木が出ていることもあり沢筋へドロップイン。日差しで雪面も緩み快適だ。3人だけのシュプールを雪面に刻み、雲海のすぐ上まで下る。無木立の大斜面はやはり最高だ。沢筋に入るとガスに包まれ慎重に下り兵馬の平はトラバース道でこえ、夕方蓮華温泉着。時間も遅かったので内風呂につかり美味い鍋をつまみに祝杯をあげた。s-P4190028s-P4190034s-P4190043s-P4190048

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4/20(日)

800蓮華温泉発  1050角小屋峠  1300木地屋

今日は木地屋に下るだけなのでゆっくり撤収し出発。小屋にはヤッホー平へのルートは振子沢のスノーブリッジの状態が悪く通行しないようにと告知されていたため林道沿いに下る。雪倉方面には高い雲がかかっていたが下は晴れあがっており角小屋峠からは雪も多く樹林帯のスキーを堪能した。
木地屋周辺では整備工事が進んでおり思ったより上まで除雪されており林道の雪がなくなったところで待っていた予約したタクシーに乗り込んだ

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やはりこのルートは山スキーのすべてが詰まった最高のルートです。

(Y田記)