東股沢 野猿返し

野猿返し、どうやら我々は野猿ではなく人間だったようで、返されることなく無事終了点まで辿り着いた・・。

8/28 にS原、U島で野猿返しに行ってきました。野猿返し2回目ですが、前回は県営林道川上牧丘線が通行止めになっており、徒渉点の近くまで林道を歩くことになりましたが、今回は林道が開通しており、アプローチが劇的な短縮でした。

撮って頂いた写真

そして前回、間違えて終了点まで下降路を登ってしまい難儀しましたが、2回目ともなるとスムーズに取り付きまで。
一番乗りで着いて、ガラガラで貸し切りかと思ってたら後から2,3Pほど。
野猿返し、色々な要素が詰まっており、アルパインマルチピッチの練習にはうってつけです。今回、S原さんも大分慣れてきたようで、見てて不安のない登り方です。
ここは、ゲレンデとは違い、ルート中にハンガーボルトが2箇所しかなく、後は立ち木やカムで中間支点を作りながら登ります。10ピッチと言われていますが、ピッチの切り方も自由で、今回、ロープの流れやメンバーの技量などを考慮して変則的なピッチの切り方でしたが、概ね 10から11ピッチほどだったと思います。
このルート、1ピッチだけクライミング要素多めの所があります。足下が切れ落ちてて、そこを直上するのでちょっと怖いですが、手足ともホールドはしっかりしてるのでシューズと身体を信じて登れば問題なし。

クライミング要素の強いピッチを上から。

残暑を覚悟して熱中症の対策を色々と考えてきたら予想外の秋風に吹かれ終始快適なクライミングでした。
我々と付かず離れずで登ってられたパーティの方に写真をこれでもかってくらい撮ってもらい、普段あまり撮ることのないアングルからの写真が見れてラッキーでした。
そしてその方、御年75歳、信じられないくらいの身のこなしでスイスイと登る姿に我々ぽかーん・・。
終了点からは20mほどの懸垂下降。50mロープ1本で降りられます。降りた後は踏み跡を辿り、徒渉点まで戻ります。下りは結構道が悪いので要注意。
無事終了し、今回は馬越峠を越えて、南相木温泉 滝見の湯で汗を流し帰途につきました。
今回、GoPro をヘルメットマウントで持っていき撮影したので YouTube 動画もあります。動画内で言ってますが、先行者の方がマムシと遭遇してました…。
日時:2021年8月28日(土)
メンバー:S原、U島
文:U島