2022.11.25-27 立山 BC

黒部アルペンルートが終了する11月最後の週末に会メンバー3名その他1名の4名で、立山に行って来ました。
この時期の立山は全国各地から山スキーヤーが集まる山スキーの聖地。登山者よりBCの方が多く見受けられます。山容も海外のようなダイナミックな山並みが続き日本ではなかなか見れない景色です。

今回事前情報で例年以上に雪が無く、積雪は60cm程度との情報でした。あまりに雪が少ないので前日のニュースでは山スキーヤーが岩場で転倒し重症したとのニュースもも入って来ました。今回は無理はせず山スキー→登山→宴会山行も視野に入れての山行となっています。それも楽しい山行になるので皆意気揚々に扇沢に集まりました。

朝7時に扇沢駐車場に付きましたが初日は平日だったので、駅から近い場所に停めることが出来ました。

扇沢駅裏を見ると、鳴沢岳・針の木岳は白く、これから向かう立山に一同期待が膨らみます。

乗り継ぎが悪く11時室堂に付く。前日に振った雪で予想以上に積雪はあり安堵しました。早速テントを組んで出発の準備です。今回は4人で3点と4点の二張りテントを組み広々とした居住空間を確保しています。

浄土山方面へハイクアップします。風もなく天気が良いので最高のコンディションです。

そのまま明日の下見も兼ねて雷鳥平迄滑走します。

翌日は予定通り劔沢へ行く事に。ただ夜半から降り出した雪で朝から視界が悪い。一度準備して出たが雹が振ってきたのでテントに退散。再度アタック。

雷鳥平迄は雪が降り注ぐ中をハイクアップ。これはこれで楽しい。

雷鳥平を越え雷鳥沢をハイクアップして行く。この辺から雲の間から光が差しはじめる。

稜線に近づくにつれ強風が、

稜線の手前でシール歩行から滑走の準備です。

 徐々に天気は回復して来ましたが、午後から天気が崩れるとの予報に従い、劔沢まで行かず、雷鳥沢を滑って引き返すことにしました。

雷鳥沢を一気に滑りおりる。

正午過ぎにはテントに戻り、みなたくさん持参している酒のつまみでのんびり乾杯。その内ヘリが飛んできたので外を見ると、山崎カール方面でケガ人が出た様子でした。

夜中は吹雪で視界が悪く方向感覚がおかしくなる中、駅のトイレまで歩きました。これはこれで楽しい。今回の山行の核心です。

明朝まで天候悪化で駅の待合室を特別解放していました。ちょこっと入って見ると中で山岳ガイドが宴会後の歓談をしています。暖房もあり温かいのでここに寝袋を持って来て寝ている人もいます。

朝外を見ると夜中中降り続いた雪でテントが狭くなっています。

三日目最終日の朝はカニ雑炊です。カニが沢山入っている贅沢な雑炊でした。因みに今回の山行食事は1日目夜(ポトフ・トマト鍋・スープパスタ)2日目朝(自家製カレーメシ・味噌汁)2日目夜(鳥団子鍋・棒ラーメン)3日目(蟹雑炊)と変化に飛んだ食事で、食事だけでも楽しめるテント泊でした。

最終日、山崎カール滑る予定でしたが、朝からあまりにガスガスでしたので初日も歩いた浄土山方面へ。

暫く行くとガスが引いていきます。振り向くと私たちのテントが良く見えます。

浄土山のコルまで来ると絶景が私たちを待っていました。

穂高・槍・笠ヶ岳 (槍さんは年末行く予定)

薬師・雲ノ平・五色ヶ原(いつか行って見たい)

さあ帰りましょう。剣岳を右手に見ながらの滑走です。この時私の耳元にはユーミンの「サーフ天国 スキー天国」が聞こえてきました。ゲレンデのカフェテラスの・・・♪

みな最高の雪質に満足して滑走を楽しみます。

室堂迄一度下り、再度浄土山北面を登り返してパウダーを楽しみました。

テントを撤収し室堂駅に向かいます。3日間お疲れ様でした。S井さん両名、K林さんありがとうございました。そして立山ありがとう~。また来年もくるよ~。