1/15 稲子岳南壁

K口、他1名で、八ヶ岳の稲子岳南壁に行って来ました。 積雪期の記録が見当たらなかったため、様子見がてらの山行でした。 一般道から南壁へのアプローチは短く、積雪も少なめでした。壁は、凍った箇所はなく、雪も殆どついていないので、岩のドライツーリングでした。 各ルートを確認しながら、最初に凹状壁ルートに取り付きましたが、岩が全てボロボロでルートは崩壊していました。左カンテルートに移動しましたが、こちらは比較的安定していました。1ピッチ登ったところで時間切れで降りて来ました。 全体的に崩壊しそうな岩が多く、登るルートも限られる感じでした。 ... 続きを読む

12/27 八ヶ岳広河原沢右俣クリスマスルンゼ

12/27、K口他1名で八ヶ岳広河原沢右俣のクリスマスルンゼに行って来ました。 大滝は、上部はもう少し氷の発達が欲しい感じでしたが、十分に登れました。 リード、ファローとも、片手でスムーズな道具の操作が出来るよう、もっと練習したいなと思います。難しいですが…。 晴れていましたが、気温が低くく、色々なものが即時に凍り、やはりアイスだけあって、冷凍庫にいる気分でした。 ... 続きを読む

12/3_5 五竜岳遠見尾根

12/3‐5で、K緑さん、K口で五竜岳遠見尾根に行って来ました。事前の天気予報では、低気圧が通過後、急速に発達して冬型になるということで、影響も見ながらの冬山トレでした。 1日目は予報通り雨。気温も高めで、遠見尾根あたりも雨だろうということで、下で停滞。2日目は朝まで雨が残っていましたが、次第に晴れて快晴に。ただ、風はやはりやや強めでした。後立の稜線はガスに隠れ、見るからに強風吹きすさぶ感じでした。この日は西遠見手前でテントを張りました。天気は徐々に悪化し、夜には雪に。3日目、とりあえず予定通り起きて本日の行程を考えましたが、気象条件も悪く、先のルートの危険箇所等を考慮して、そのまま下山することにしました。 一回目の年末山行訓練で、色々な意味で様子見でしたが、徐々に気合いを入れねばと思いました。 ... 続きを読む

11/26-27 立山山スキー

11月26~27日、Y田さん、S井さん、K口で、立山に山スキーに行ってきました。今年は暖かい日が続き、前の週まで積雪量の少なさを懸念していましたが、2~3日前に冬型の気圧配置になり、当日は移動性高気圧にすっぽりと覆われる予報で、逸る気持ちを抑えながら、扇沢に向かいました。   1日目、朝一番にトローリーバスを待つ列に並びましたが、あっと言う間に長蛇の列になりました。並んでいる客の98%ぐらいはスキーヤー、スノーボーダーでした。 室堂バスターミナルでトローリーバスを降り、地上に出ると、眩しいほどの青い空に、真っ白の新雪を纏った立山の山々が映え、思わず感嘆の声が漏れました。 室堂では、バスターミナルを出て直ぐの室堂平にテントを張ることが出来、水も取れるのでとても快適でした。この日は、あっという間にたくさんのテントの花が咲きました。 テントを設営し、支度を整えて、本日は浄土山へ出発。シールを付けた板で標高を稼いで行くと、視界が更に広がり、遠く南に広がる北アルプスの深奥地を見渡すことが出来ました。 岩が出始めたところで板を外し、アイゼンに履き替えて山頂を目指しました。積雪はそれほどではないと思いましたが、いざ登り始めると急斜面のせいもあって腿ぐらいまで雪に埋まり、思いの外、ラッセルを強いられました。山頂近くになると北風も強くなり、久しぶりに雪山に来たという感じで、良い訓練になりました。 山頂からは、立山のカルデラ地形をぐるりと見渡すことが出来、真っ白な大日岳、奥大日岳が顕著に北側に陣取り、立山の稜線越しには、雪を纏った峻嶮な剱岳を見ることが出来ました。 板をデポしたところに戻り、いよいよ滑降へ。新雪のふわふわのパウダーに思わず皆の笑みがこぼれます。あっという間でしたが(私は転がりながら)、申し分ない大快晴の空のもと、初日の滑降を堪能しました。     この日の夕暮は、また久しぶり見た見事なアーベンロートでした。ピンク色に染まった立山と大日岳、奥大日岳がとても綺麗でした。 皆、大満足で、酒も鍋もすすみました。 11/26 0830扇沢 1015室堂BC 1130BC発 1330浄土山 1530BC   2日目は、少し曇り空ですが、まずまずの天気でした。本日は一旦雷鳥平まで下ってから別山乗越へ登り、雷鳥沢を下るコースでした。別山乗越への登りの途中、私は同じ場所で2回も方向転換のキックターンを誤り、2mほど転落。またキックターンで切り替えして元の位置に戻ってやり直しという、不甲斐なさでした(ご迷惑をお掛けしました)。 乗越近くになると、また冬山独特の強い風が吹き荒れ、トレースもすぐに掻き消されてしまいました。巻き上げる雪の粒が顔に容赦なく当たり、痛みに耐えながら、やはり3000m級の冬山は厳しい世界だなと、すっかり忘れかけていた冬山の記憶が呼び起されました。 そして、雪煙で少し霞みながらも、厳かに聳える剱岳を見ることが出来ました。 その後は強風を逃れるべく、雷鳥沢へ滑降を始めました。         広がるダウンヒルを、私は滑っては転がりの繰り返しで、Y田さんはさすがに余裕の滑り、S井さんも意外(?)に健闘して滑りました。転がりながらも、この雄大な景色を見ながら、天然ゲレンデを滑り降りる・・・。最高です。 途中、尾根へ上がって一時休憩しつつも、あっという間に終わってしまいました。 振り返って、滑り降りてきた道程を目で追いながら、(また来よう…。もうちょっと練習して…。)と心に誓いました。     今回は、本当に最高の条件で初冬の立山のパウダースキーを堪能できました。確実に毎年通ってしまいそうです。 11/27 0700BC発 0745称名川渡渉点 1020剣御前小屋 1200渡渉点 1300BC ... 続きを読む

10/30 瑞牆山十一面岩

10/30、K口他2名で瑞牆山十一面岩の調和の幻想(5P)に行って来ました。 今回もお客さん状態のセカンドでした。 1P目(5.10a)−足の突っ張りとスメアが要の素直なクラックのピッチ。 2P目(5.9)−出だし3mくらいのコーナークラックが意外と悪い。 3P目(5.10a)−一段上のテラスに上がってスタート。クラックを直上後、右のフェースにトラバース。フィンガークラックを少し上がり、さらに右のフェースに回り込んで上に出る。フィンガークラックをそのまま登るより、思い切って右に身体を出して回り込むほうが楽な、ちょっとトリッキーなルート。 4P目をリードし始めたところで雨が本降りになったので、降りました。 次回はそれぞれリードするということで宿題にしました。 色々なクラックの要素があって面白いルートですが、初瑞牆は、やはり辛いなという感想でした。 ... 続きを読む