2019,07,12_14北鎌尾根

今回は兼ねてより行きたかった北鎌尾根に行ってきました。雪渓有り、沢登有り、クライミングありのバリエーションルート。まだこの時期このコースを行く人は少ないようでテン場は私たちの他に2張り。今回北鎌尾根と小鑓もセットで行く予定でしたが天候不順で小鑓はまたの機会になりましたが北鎌尾根だけで充分楽しめました。ご同行頂いた皆さんありがとうございました。 日程:2019/07/12-14 行程:7/11(木)横浜21:00発-沢渡01:00(仮眠) 7/12(金)沢渡5:00-上高地6:00-横尾9:00-水俣乗越13:00-北鎌沢出合16:00 7/13(土)起床3:00北鎌尾根沢出合4:30-北鎌のコル7:30-独標10:00-大槍16:00 7/14(日)起床7:00肩の小屋8:00-横尾13:00-上高地-16:00-沢渡17:00-横浜 参加:4名(Y.A U.H I.J I.T) 天候:12日曇り時々小雨 13日午前中曇りのち晴れ、午後小雨 14日曇り時々雨   小雨が降る中、上高地をスタート!雨の河童橋も捨てたものではないです。   何時もこの黄色い看板を艶めかしく見ていた!今回は真っ直ぐではなく右に曲がる。 水俣乗越までザレた急登を登りきると東鎌尾根の稜線に出る。付いたとたん大量の虫!ブヨ!ブヨ!に襲われ じっとしていられない。 この看板も以前東鎌尾根を歩いた時に見た看板!いつかここを下って見たいと思っていた。 やっと念願が叶う、ただ下って見て解ったことだが、ここは下ったら二度と戻っては来れない地獄の1丁目でした!! 今日の幕営地、遠くに見えるあの沢の先迄行きます。 少し下った所を下から撮って、改めて急登です。またこんな感じで急なザレ場が続きます。 左手に明日行くであろう北鎌尾根の稜線がP8~P15まで良く見えました。   途中から雪渓のお出まし、さてこれをどうする事か?と悩む間もなく既にUさんは下迄下っている(写真では点に見える所)Yさんも行くしかないでしょうと言うことで、意を決して下る。アイゼンも無いので慎重になるが、下って見るとこれはこれで楽しい。 奥に見える黄色いテントの先が今夜の幕営地、北鎌沢出合。   翌朝3時に起床テントを撤収し4時半スタート。ヘッデンを付けて北鎌沢右俣を登る。北鎌沢左俣に行かないように注意が必要です。   前日までの雨と今年の残雪のおかげで沢は滝のような勢いで水が流れ落ちている。これはもはや沢登か! コルまでは沢登りとこんなクライミングの連続   北鎌のコルの横には「かえざらえる碑」私は帰りますよ! 天狗の腰掛あたり 槍が見えてきます。 P10から テント1張り程のスペースあり p12 ここを直登 アルプスの女王 コマクサがそこら中に 独標を巻くとこんな所があり逆に危険! こんな所もかかんで行く ... 続きを読む

20190721新崎川・中尾沢

湯河原というと幕岩に行くことはあっても、沢に行くという選択肢はあまりないと思います。ところが「東京起点の沢登りルート」にも載っていないけれど、湯河原にも沢があります。その新崎川・中尾沢へY本さんとI塚で行ってきました。新崎川の支沢の中尾沢F2が、とても見事な柱状節理(六角形の柱状の岩を束ねたような亀裂が入った火山性の岩)の滝で、今回はそれを見るのががメインです。 (迫力の柱状節理の滝) アプローチの白銀林道では、中型のイノシシに出くわしてびっくり。突進されたら大変なので身を隠したら、しばらくすると去っていきましたが。入渓点は幕山公園バス停から白銀林道を1時間ほど歩いたところにある、白銀橋。ところが沢は橋のはるか下にあり、懸垂下降が必要かと思ったら、橋を渡った左側に沢へと下りる道がありました。 (ガードレールの切れ目から沢へと下ります) 沢自体はロープを出すような滝もないのですが、途中ナメもあったりと変化を楽しめます。しかしあまり人は入っていないようで、岩が苔むしているのが印象的。あと新崎川の上部には倒木が多いと聞いていたので、柱状節理の滝を見たら帰ろうと決めていたのですが、中尾沢も標高600mを過ぎたら倒木どころか伐採された木で埋め尽くされ、まったく登れません。左岸に細い登山道があるのでそちらへ移動したところ、すぐにF1に着くことができました。 (大きい岩が多く、そこそこ疲れます) F1からは二俣になり、右俣と左俣の間にあるルンゼに固定ロープを発見。そこを登ったら、目の前はF2の柱状節理の滝です。柱状節理は城ヶ崎海岸で見たことはありますが、沢で見るのは初めて。この滝は「六方の滝」と呼ばれ、滝好きな人の間ではよく知られているようです。この日もカメラと三脚を持ったハイカー男性に遭遇。沢ではなく登山道を利用すれば、バス停から2時間もかからず来られるので、滝だけ見学も可能ですよ。 (中尾沢F1は柱状節理が崩れた感じで、F2ほどの美しさはありません。) ... 続きを読む